フルミスト予約開始12/1より。

2016-17シーズンのフルミストについて
 上記リンクをお読みいただき、2016/17シーズンのフルミストは通常の1/3の入荷に減らしております。故に今年度の接種は希望者すべてにいきわたらない可能性があることをご了承ください。

当院で行った2013-14年度の効果分析から分かった事

  1. 評判どおり、12歳以下は、良く効く。
  2. 13歳以上でも
    1. 早期(約4か月以内)は、注射ワクチンとほぼ互角の効果がある。
    2. 後期(約4か月以降)は、注射ワクチンより効く
  3. 有効期間が長い(接種時期が9月でも11月でも効果に全く差がない)
  4. 接種時に鼻炎があると効果が落ちる可能性がある。
     なので、感冒(鼻炎)流行前の9~10月接種が良い。
  5. 注射ワクチンと違い、B型インフルエンザにもよく効く
     (おそらくB型の流行時期が遅いためと考えられる)

その他

  • 3歳以下で1日程度の発熱が15%程度ある。
  • 接種後の鼻炎は、20%程度で意外と少なかった。
  • 接種後に鼻炎又は発熱の見られた人でインフルエンザに罹患した人はいなかった。

接種できる人は?

2歳~49歳までの健康な方。特に2歳~8歳がおススメ

接種回数は?

  • 9歳未満でインフルエンザワクチンを接種した事が無いか、または、インフルエンザに罹患した事がない方は、2回。
  • それ以外の方は1回接種。

接種できない人は?

  • 2歳未満と50歳以上の方
  • 5歳未満の方で喘鳴(ゼーゼー)の歴があった方や、1年以内に喘息発作のあった方
  • 免疫不全患者(抗がん剤治療を受けている人)や、そういった患者様をケアする立場にいる介護者の方
  • 心疾患、肺疾患・喘息、肝疾患、糖尿病、貧血、神経系疾患などの慢性疾患を持つ場合
  • アスピリンを服用中の方
  • 妊婦の方
  • 重度の卵白アレルギーやゼラチンアレルギー、ゲンタマイシン、アルギニンアレルギーの方
  • 今風邪をひいていたり、鼻炎のひどい人

※軽い鼻炎の場合は、接種は可能ですが、効果が落ちますので、鼻炎がない時に接種する方が良いと思います。

補償は?

未認可ワクチンですので、国産不活化インフルエンザワクチンのような日本医薬品医療機器総合機構の補償はありません。輸入会社monzenの補償はありますが、基本は自己責任での接種となります。

予約方法

2016/17シーズンのフルミスト予約受付中です。

昨年(2015年)当院でフルミストを接種した方は、インターネットからご予約できます。

  1. この予約は、当日のワクチンを確保するためだけの予約ですので、実際に接種でご来院の際は、事前にWeb受付で順番受付をしていただかないと、接種は来院順となります。
  2. 予約された場合、予約当日、当院に連絡なしに来院されなかった場合は、キャンセル扱いとします。

昨年(2015年)当院でフルミストを接種していない方は、営業時間内に、お電話でご予約ください。

その他、診察券番号がわからない方やWeb予約できない方も、営業時間内に、お電話でご予約ください。

073-422-1458

フルミストは生ワクチンのため、接種期限は短く、2017年3月8日で接種を終了いたします。

接種までの流れ

  1. 電話またはWebで接種日時を予約する。
  2. PDF問診表をダウンロードして印刷→記入しておく。
  3. 接種日時になったら、体調が良ければ、(鼻炎がなければ)Web受付で順番を取る。(コメント欄に "フルミスト" と入力)
     ※初診の方も受付できます。(Web受付できない方は直接来院くださっても結構ですが、待ち時間が長くなる場合が御座いますので、ご了承ください。)
  4. 接種当日、体調がわるかったり、鼻炎がある場合は、電話で延期。
    (※Web予約できた方は、Webでも延期できます。)
  5. 自宅で検温し、問診表に記入。順番が来たら、来院。

来院時に用意するもの

問診表、保険証(本人確認のため)、料金

実際に接種している動画と他のリンク

こどもの接種風景
成人の接種風景
アメリカCDCのFAQ(日本語自動翻訳)
アメリカCDCのFAQ(原文)
アメリカのテレビCMその2その3その4その5

A型2種類とB型2種類の計4価ワクチンです。

A型株California/7/2009(X-179A)(H1N1)pdm09
Switzerland/9715293/2013(H3N2)
B型株Phuket/3073/2013
Brisbane/60/2008

昨年とB型1種類と、A型1種類が変更されました。
B型は、山形系統とビクトリア系統の2種類に対応しています。

今季のWHO推奨株

鼻に噴霧するだけのワクチンです。

  • 2003年にアメリカ食品医薬品衛生局(FDA)に認可されたワクチンで11年間のアメリカでの安全な使用実績があります。
  • 2011年から欧州でも認可され発売されています。
  • 2014-15シーズンで日本において、第三層試験が実施され、認可申請が出されています。2019-20シーズン(2年後)に日本でも認可発売される予定です。

低温で培養し、馴化させた生インフルエンザウイルスは、鼻腔内に噴霧させても、低温でないと増殖できないため、正常体温の人に接種しても、なかなか増殖できず、手間取っている間に、免疫が出来上がるという仕組みです。擬似的に軽いインフルエンザに罹患する形となります。

つまり、通常のインフルエンザ罹患後と同様の免疫

  1. 鼻腔と咽頭粘膜で分泌型IgA抗体を作りウイルスの侵入を防御
  2. 細胞性免疫を活性化させて変異ウイルスにも対応
  3. 注射型ワクチンと同様のIgG型液性免疫で重症化を予防

の3つの免疫を誘導する、多角免疫誘導ワクチン(Multi-Immunity Vaccine)です。

  • A型2種類とB型2種類の計4種類のインフルエンザ株が入った4価ワクチンです。
  1. 通常インフルエンザウイルスは鼻腔から侵入しますので、その場所に直接免疫をつけてしまうため、小児で発症予防効果が高い
    2歳~7歳で特に効果が高く、発症予防効果83%国産不活化ワクチンはこの年齢では30%程度)
  2. 生きたウイルスで細胞性免疫も作るため、流行しているインフルエンザと株が違っていても発症を軽症化させる作用がある。
  3. 鼻にスプレーするだけ。痛くない
  4. 有効期間が長い。【ほぼ1シーズンまるまる有効】

※当院での2013年度の調査結果

  • 持病のない、2歳~7歳の健康な子供で、不活化ワクチンをしても毎年罹患してしまう人
    (共働きの家庭の方や、さまざまな理由でインフルエンザワクチンが接種できない小さいお子様を家族が接種する事で守る必要があったり、毎年インフルエンザで呼び出されて、治ったと思ったら、兄弟に感染してまた呼び出されてなどで、うんざりしている方、お受験前など。)
  • 注射が嫌いな人(で点鼻の方がまし。という人)
  • 未認可ワクチンでもさほど抵抗の無い方
  • 13歳以上からは不活化ワクチンとの効果の差が少なくなってきますが、効果期間が長いですし、2011年のように、ワクチン株と流行株がずれた場合は、フルミストの方が断然効果が高くなります。(受験対策としては、フルミスト接種後、不活化ワクチン接種という方法にも対応しています。)
  • 40%の人は接種後3日~7日まで、鼻炎になります。
  • その他、咽頭痛、咳など、軽度の感冒様症状が数日認める場合があります。
    鼻汁40~50%
    咽痛5~10%
    頭痛3~9%
    発熱10%
  • その他希なものとしては、ショック、ギランバレー症候群など、国産ワクチンと同様です。

接種でインフルエンザを発症した例はありません

  • 接種適当者が接種したためにインフルエンザを発症したという報告例は1例もありません。
  • 接種した方と同居している ”接種していない健常な家族(新生児、妊婦、老人を含む)”が、接種した方から二次感染によってインフルエンザを発症したという報告例も1例もありません。
  • 9歳未満でインフルエンザワクチンを接種した事が無いか、または、インフルエンザに罹患した事がない方は、2回。
  • それ以外の方は1回接種。

アメリカCDCは、1シーズンはしっかり持つと述べています。
2013-2014年での当院での検討でも、9月接種者と11月接種者で効果に全く差がありませんでした。

 鼻炎があると、このワクチンの効果が落ちる事から、鼻風邪が流行し始める前の9月接種が最適と考えられました。

(通常不活化インフルエンザワクチンの有効期間は4か月程度ですので、接種後4か月以降では、どの年齢層でもフルミストの方が国産より有効です。)

  • 13歳~49歳の場合は、ワクチン株と流行株が一致した場合は、国産不活化ワクチンの方が若干効果的となりますが、2011年冬の様に、ワクチン株と流行株が不一致の場合は、細胞性免疫まで誘導するフルミストが断然効果的となります。
    また、毎年不活化ワクチンを接種しているのに、罹患してしまう方は、免疫の機序がちがうので、フルミストを試してみても良いかもしれません。

しかし、

(※2013-14シーズンの調査では、成人8人の結果はA型に対して75%, B型に対して100%の効果でした。有効期間が圧倒的に長いので、シーズン後半に流行するB型に対する効果がかなり高いという印象でした。)ので、成人もこのワクチンの方が有利ではないかと考えています。
(この事から、受験などでどうしても罹患を避けたい場合、フルミスト接種後、不活化ワクチン接種という方法も対応しています。)

  • 残念ながら50歳以上では、効果が認められていません。

※)フルミストの効果が、年齢とともに低下していく理由については、何も発表されていないため、明確な説明は出来ませんが、このワクチンは、咽頭アデノイドと扁桃でワクチンが増殖する事で免疫を誘導しており、この咽頭アデノイドと扁桃の増殖は、12歳頃がピークで、その後加齢とともに徐々に萎縮していく事がわかっており、この事が、理由として考えられるのではないかと副院長は思っております。

※13歳以上の受験生などで、流行株-ワクチン株不一致時の対策として、フルミスト接種後4週あけて国産不活化ワクチン接種希望される場合も、対応させていただきます。

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