外出・旅行

日本では古くから生後1ヶ月を過ぎた時点で、お宮参りという風習があります。
そのことから生後1ヶ月を過ぎれば外の空気に触れさせて良いだろうと考えられています
最初は窓を開けて新鮮な空気に触れたり、抱っこしてベランダに出たりしてみてください。慣れてきたら、近所を一回りしてくるなど良いでしょう。
近距離なら、外出可能となった時点で旅行は可能ですが、哺乳回数の多さや手間隙を考えると、長距離旅行は、『離乳が完了した1歳を過ぎた頃から、1泊程度から』が良いでしょう。赤ちゃんの体調が悪い時や、予防接種の前後は避けましょう。
スケジュールには余裕を持ち、赤ちゃんの生活リズムを崩さない様にしましょう。
では、小さい子供をつれて外出をする時に、いったいどんな問題点があるというのでしょうか?
子供を持ったことがない人には想像がつかないと思います。
旅行時問題点
移動手段について
おんぶ・だっこ
『おんぶ』は頚定がしっかりした3〜4ヶ月以降から
抱っこホルダー:
前抱きは、子供の状態観察が出来やすく良いが、階段などの場合足元が見えないので注意が必要(特に雨や雪の時に注意)
後ろ抱きは振り向きざまの頭部打撲に注意
- 自転車
・ハンドル設置型:坐位が安定する10ヶ月あたりから。
・後方設置型:十分歩行が出来て、意思が伝達できる2歳過ぎから6歳未満まで
※ちなみに、1台の自転車に2人以上子供を乗せて走る行為は、道路交通法違反となるそうです。(1台の自転車に乗せられるのは子供1人までです。警察官に注意されたら、素直に謝ってください。)
・ヘルメット着用:自転車対自動車事故では、母親が肋骨骨折程度の軽症でも、子供は頭部打撲による即死というケースが多々あります。ぜひ着用を!
車
チャイルドシート
遠出の場合は数時間毎に休憩を取り、気分転換させてやる
車内温度に注意
短時間でも車内に乳幼児を放置しない←虐待と断定されます。
電車・バス
母乳を与えたり、オムツを替える場所などは、新幹線にはあります(1つくらいしかない)が、他の列車は無いことが多いです。どうしても必要な場合は車掌さんにお願いして、車掌室を利用するしかありません。
電車・バス内ではベビーカーを禁止している場合が多い
日本航空の医師が書いた、「飛行機旅行に適さない状態」によりますと下記の如くとなります。
1:法定伝染病、指定伝染病、そのほか伝染のおそれのある重大な急性感染症
2:重症心疾患患者;重症心不全、チアノーゼ性心疾患、不安定狭心症、急性心筋梗塞(通常、発症後6週間以内は不適)
3:重症呼吸器疾患患者;重症呼吸不全、重症慢性閉塞性肺疾患、最近発症した気胸患者で肺の拡張が完全でないもの
4:喀血を繰り返すもの
5:脳卒中急性期患者(通常発症後4週間は不適)
6:検査後などで中枢神経系に空気の残存するもの
7:頭蓋内圧上昇を来す頭部疾患患者
8:重症の貧血患者(Hb8g/dl以下)
9:吐血、下血患者、腸閉塞患者
10:重症中耳炎患者
11:生後7日以前の新生児
12:出産予定日より28日以内にある妊婦(出発前7日以内に産科医が適性を証明する場合を除く)
13:創傷が十分に治癒していないもの(頭部、胸部、腹部手術など)
14:症状が安定していない精神神経疾患患者、ならびにアルコールその他の中毒患者
この表を参考にすれば、生後7日以降は法的に?問題ないと考えますが、里帰り分娩で仕方なく飛行機に乗るのは良いとして、旅行などに出かけるのは、いつから赤ちゃんに負担がないのか?については、医学的な根拠は今のところ無いようです。
ふつうの社会常識と合わせて考えると、『元気な赤ちゃんは生後3ヶ月を過ぎれば飛行機に乗せても良い』という考えは一般的です。これは、3ヶ月を越えると首が安定してきて丈夫そうに見えてくるからを考えられます。
しかし、飛行機が上昇するとき、体の空気が膨張します。もともと人の体の中には胃や腸の中のガス以外に、耳の中(鼓膜の内側)にも空気が入っています。元気な子のおなかのガスは膨れてもあまり心配ありませんが、耳の中の空気が膨れると、鼓膜を圧してしまい、痛みが生じます。このとき、飲み込む動作をすると鼓膜の内側と鼻をつなぐ耳管が開き、膨れた空気を逃がして痛みを和らげることが出来ます。
次に、飛んでいる飛行機の気圧に慣れた耳の中の空気は、着陸する時、今度は小さくなってしまうので、鼓膜がへこんでしまいます。この時も再度飲み込む動作で耳管をひろげ、外の空気を中耳の中に入り込ませ、外の気圧と同じになるようにしてあげてください。
| 「赤ちゃんが飛行機に乗る時には、飛行機が上がり始めたときと下り始めた時に不機嫌になれば、おしゃぶり、ミルク、白湯などを与えて下さい。」 ※上手く出来ない場合は、スチュワーデスさんを呼びましょう。 ※また、欧米のように長期旅行用に睡眠薬(抗ヒスタミン剤)を処方することの良し悪しは不明ですが、よほどの事情がある場合は処方する場合もありますが・・・・。(自費になります) |