和歌山市 (JR和歌山駅近く)にある小児科 ・ 内科 医院,小児科 専門医、臨床内科専門医がそれぞれ担当, 循環器 ・ 呼吸器 ・ アレルギー , 発達障害 ( ADHD ), トラベルクリニックにも対応

赤ちゃんの発達

赤ちゃんの発達過程

原始反射、原始行動:生後0~1ヶ月

動作について

 無作為に体を動かすことしか出来ません。(まだ自分の脳のどの部分を刺激すればどこが動くのか決まっていないため、体が自分の意識とは関係なく動き、意図しない動き方で姿勢が変わるとびっくりして泣くという状態です。)
しかし、生きていくために最低限必要な事(飲む、排泄する事)は出来るのと、原始反射(吸啜反射:飲むために必要、把握反射・抱き付き反射:サルであった時代に母親にしがみつくために必要だったと考えられている反射など)が認められます。

視覚について

 出生直後から眼は見えていますが、解像度が悪く、興味を多少示すのはコントラストの強いものだけです。(赤い色のものなど)
音も聞こえているものの、音に対する興味はあまりありません。

※側にいる人間を認知する能力は低い。(赤ちゃんの鼻に温度計を付けて鼻温度測定した実験では、この時期母親が側にいようと居まいと温度変化がありません。このことから、この時期赤ちゃんは母親を認知できていないと考えられています。)

認知能力の勉強:1~4か月

1-2ヶ月

視力がやや発達し、以前より物が見えるようになりますが、まだまだ解像度が悪く、母親の顔を見ても、眼、鼻、口を見分けることが出来ず視線検査では、母親のおでこのあたり(毛の生え際で黒白のコントラストが強い部分)だけを見つめています。ですから、この時期、赤ちゃんは母親の眼を見つめることはできません。

しかし、母親(だれか)が側にいるか、いないかは、音や眼で認知しており、鼻温度測定では、変化が見られています。(これは、誰かが側にいると安心しているが、いなくなると、不安を感じ、血中にカテコラミンが増加した結果、皮膚血流が低下し、鼻温度が低下するためと考えられています。)→よって、この頃から抱き癖が出現します。抱かれていることが認知出来、それに心地よさを覚えるため、抱かれることを要求するようになってくるということは、赤ちゃんが前より『賢くなった』事を意味します。抱き癖は付けてはならないと考えるのは『自分のこどもは賢くなってはならない』と言っているようなものです。

2-3か月

この時期になると視力はさらに発達し、視線検査では、母親の眼、鼻、口を認知できています。(この時期から赤ちゃんと母親は見つめ合うことができるようになります。)
 眼、鼻、口、眉毛の組み合わせは、人の表情~感情を表します。よって、この時期の親子の語りかけ訓練を通して、赤ちゃんは人間の喜怒哀楽を表情から読み取る能力を身に着けていきます。(この結果、人の眼を見て笑うという動作がでてきます)また、軟語と呼ばれる、(アーアー、ウーウー)などの発声訓練を親子の語りかけの中で自分で行います。

3-4か月

音に対する興味や、音方向を読み取る能力が出てくるとともに、首の筋力増加もあって、音のする方向に顔を動かすことが出来るようになります。)

自我の出現:4-5ヶ月

  • 獲得した認知能力を使って考え、大脳辺縁系の発達に伴い、自分の欲望を表現し始める時期

広い意味では抱き癖は自己表現の最初と考えられますが、多くの赤ちゃんが精神的な自己欲望を表出してくるのはこの時期からとなります。以前の1ヶ月間で勉強して分かっていますから親の顔色からそのときの雰囲気を察知することが可能となるため、いい加減な態度で赤ちゃんに接すると赤ちゃんは怒ってきます
 また、夜鳴きが出現しはじめるのもこの時期です。(一般的な夜鳴きは、睡眠サイクル不安定の結果、覚醒したとき、真っ暗で不安を感じて泣く行為ですので、不安を抱くという自我の出現時期から始まります)
首の筋力は発達し、やっと頭を支えること(頚定)が出来るようになります。
手の運動は物を与えるとつかむことが出来、両手をあわせて正中で手をそろえる動作(Midline)が可能となります。

運動能力(筋力と平衡感覚)の発達:5~11か月

  • 自我の欲望に引っ張られる形で、自分の体を動かそうと努力し、運動能力を発達させていく時期
  • 筋力は体の正中部分から末梢に向かって発達していきます。

認知能力全般

この時期、(多くは11ヶ月頃までに)他人を認知することが出来るようになってきます。(人見知り
人見知りは他人を見て泣くことではなく、他人を他人と認知する事です。よって、泣かなくても表情が変われば、OKです。

運動能力全般

赤ちゃんは寝たきり状態から徐々に視点が高くなっていきます。
そうなるとさらに遠くを見渡せることが出来、視野が広がり、さらに興味をそそられることとなります。
その結果、立ち上がって歩こうとしてきます。
(立つことによって、視野が広がり、興味をもった対象まで移動し、自分の欲望を満たしていくという連鎖で歩行運動が発達していきます。)

5-6か月

寝返り

6-7か月

腰部筋力の発達

7-8か月

殿部大腿部筋力の発達→お座りが可能となります。

8-9か月

四肢筋力の発達1→ハイハイが可能となります。

9-10か月

四肢筋力の発達2→つかまり立ちが可能となります。

10-11か月

下肢筋力の発達1→つたい歩きが可能となります。

言語発達:11か月~3歳

 母子父子関係から社会性が育まれる過程で自ら言語を理解し、利用しようとしてくる時期

11か月~1歳半

  • 下肢筋力の発達2→独歩が可能となります。
  • 単語)名詞から覚えていきます

1歳半~3歳

動詞を加えて組み合わせて使い始めます(二語文
こうなると自分の思っている事を言葉をつかって親に示す事が可能となり、自分の思った欲望を言葉を通じて表出してきます。
言葉でしか理解しようとしない親の場合、この時期で初めて子供がわがままだと感じることでしょう。だから第一次反抗期などと称されているのでしょう。
しかし、こどもは4ヶ月の時点で自我をもっており、言葉や態度で表すことができなかっただけです。私から言わせれば、すでに4か月から反抗は徐々に始まっています。

忍耐力の発達:3歳~4歳

前頭葉の発達によって、扁桃体の血流を制御することにより、我慢する事や、夜泣きが減ってきます。また、物事の段取りを考える事なども可能となってきます。

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