和歌山市 (JR和歌山駅近く)にある小児科 ・ 内科 医院,小児科 専門医、臨床内科専門医がそれぞれ担当, 循環器 ・ 呼吸器 ・ アレルギー , 発達障害 ( ADHD ), トラベルクリニックにも対応

マラリア

マラリア

ハマダラ蚊という蚊によって媒介される原虫症で、熱帯地域の定番です。日本にも昔いましたが、蚊が繁殖するような水たまりの除去と虫除け、感染した人間への徹底的な治療を施せば、昔は一旦その地域での流行を阻止する事はできました。

 しかし、途上国では、そのような徹底ができず、また、最近はマラリア原虫が薬に耐性をもっており、駆逐できないため、いまだに流行が続いています。

 また、温暖化の影響で蚊の生息域は北上をつづけており、日本の山梨県でデング熱が発生した可能性が高いという状況がありますし、お隣の韓国でも三日熱マラリアの発生が起こり始めましたので、日本への上陸もないとは言い切れません

その種類は

  1. 熱帯熱マラリア(Plasmodium falciparum)
  2. 三日熱マラリア(P.vivax)
  3. 卵形マラリア(P. ovale)
  4. 四日熱マラリア(P.malariae)
  5. 猿マラリア(P. knowlesi)
    などが知られています。
種類潜伏期発熱パターン合併症分布
熱帯熱マラリア7~21日毎日~
(1日複数回)
脳症、肺水腫
腎不全、DIC
出血、貧血
アシドーシス
サハラ以南アフリカ
南アジア、インドシナ半島
インドネシア、フィリピン
中国南部、メラネシア
南米アマゾン
三日熱マラリア12~17日毎日~隔日特になし北アフリカ、中東、全アジア
メラネシア、中南米
卵形マラリア16~18日毎日~隔日特になしサハラ以南アフリカ
四日熱マラリア18~40日毎日~2日毎ネフローゼ症候群世界各地
猿マラリア隔日特になし東南アジア

マラリア分布地図

もっとも生命の危険がある熱帯熱マラリアの分布図は、

熱帯熱マラリアの分布

 このようになっていますが、他の報告を見ますと、アフリカなどでは熱帯熱マラリアの頻度は50%を超える所が多いと考えておくべきと思います。

 教科書的には、西アフリカにおける旅行者のマラリア感染確率は、42人に1人であるのに対して、中央アフリカでは1万人に1人と言われています。

 マラリアは、熱帯熱マラリア以外は、死亡率が低いので、こわくありません。熱帯熱マラリアだけは、1日でかなり危険なレベルまで悪化しますので、最重要疾患です。このため、発熱後24時間以内に病院を受診できない場所へ行く場合は、スタンバイ治療として、マラリア治療薬を。もっと危険な場合は、マラリア予防薬を服用しながら渡航する必要があります。どの地域で、どの薬や、服用方法を選択するかは、アメリカCDC, イギリス、ドイツ、などで若干の違いがありますし、渡航期間でもちがってきます。

 上記黄色~赤色のマラリア発生地域を旅行する際は、ご相談ください。
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