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和歌山市風しん助成制度の複雑怪奇

和歌山市風しん助成制度の複雑怪奇

以前からのブログで和歌山市の風疹対策事業について、いろいろ述べていましたが、私も意識していなかったので、忘れていたことですが、
風疹予防事業は、市町村と都道府県が協力して実施しているそうで、

A:都道府県風しんワクチン接種緊急助成事業
B:市町村風しん予防対策事業

ワクチン接種費用(9600円)をAとBとでほぼ半分ずつ負担してるんです。
通常、A制度とB制度は同じ基準になるように調整されているので、2つを意識する必要はありませんでした。

 しかし、今回、和歌山市は政令指定都市なので、県の方針とは、違った独自の方針を作る事が出来るそうで、県とは違った方針にしてしまった。

 これが、複雑怪奇となった原因のようです。

A:和歌山 県 風しんワクチン接種緊急助成事業

(平成26年4月1日から平成27年3月31日まで)

まず、昨年の助成事業でワクチンを接種した人は、除外されます。
接種助成適応基準助成費用
19歳以上50歳未満の妊娠を希望する女性5,000円(償還払)
妊婦の夫5,000円(償還払)

となっており、これは、抗体価の規制がありません。

 至ってシンプルで、和歌山市以外の市町村は、この基準を採用しているので、和歌山市以外の方は極めてわかりやすい制度となっています。

B:和歌山 市 の風疹予防対策事業

(平成26年4月1日から平成27年3月31日まで)

まず、和歌山市は、全員抗体検査をしなければなりません

その1:全員抗体検査

昨年の助成事業でワクチンを接種した人は、除外されます。
さらに以下の方も除外されます。

・明らかに風しんの予防接種歴がある方
・過去に風しん抗体検査を受けたことがある方
・明らかに風しんにかかった方
など風しんに対する免疫があると思われる方
抗体検査費用助成基準助成費用
・16歳以上50歳未満の妊娠を希望している女性
・妊娠を希望している女性の配偶者等(事実上婚姻関係にある方を含む)
・抗体検査の結果が低抗体である妊婦の配偶者等(事実上婚姻関係にある方を含む)
5060円~6600円

この検査を実施して、または、病院などで自費で実施した検査結果で低抗体価であった人に対して、

その2:低抗体価の女性だけワクチン助成

接種助成適応基準助成費用
妊娠を希望する女性の方4600円
抵抗体妊婦の配偶者の方0円(県の償還払いを肩代わり)

という事になります。

って、つまり、男性には、和歌山市はワクチン助成してないという事になります。

低抗体価の基準

  1. HI法で16倍以下
  2. EIA法で8.0未満

※ただし、この基準を超えたら、高抗体価とは言いません。
何度も申しましたが、先天性風疹症候群は妊婦の抗体価がHI法で64倍でも発生しています


さて、皆様、ここまでの話、複雑で理解できないんじゃないでしょうか?
という事でわかりやすく各々の資金の流れをチャート図にしてみました。

ざっくり言うと 女性 の場合

和歌山市の助成をうけるためには、

  1. 妊娠していない
  2. 風しんにかかったことがない又は不明
  3. 風しん又は麻しん風しん混合ワクチンを接種したことがない又は不明
  4. 過去に風しん抗体検査を受けたことがない又は不明

 という条件が必要ですが、(1)以外は『忘れた』で不明扱いになりますので、飛ばしていきます。

対象者A:19歳以上50歳未満の妊娠を希望する女性
【H25年度のワクチン助成を未使用の人】

19歳以上50歳未満の妊娠を希望する女性の場合

対象者B:16歳以上19歳未満の妊娠を希望する女性
【H25年度のワクチン助成を未使用の人】

16歳以上19歳未満の妊娠を希望する女性の場合

ざっくり言うと 男性 の場合

和歌山市の助成をうけるためには、

  1. 風しんにかかったことがない又は不明
  2. 風しん又は麻しん風しん混合ワクチンを接種したことがない又は不明
  3. 過去に風しん抗体検査を受けたことがない又は不明

 という条件が必要ですが、『忘れた』で不明扱いになりますので、飛ばしていきます。

対象者C:妊娠を希望している女性の夫
【H25年度のワクチン助成を未使用の人】

妊娠を希望している女性の夫の場合

対象者D:妊婦の夫
【H25年度のワクチン助成を未使用の人】

妊婦の夫の場合

抵抗体であれば、接種歴があっても無料接種可能

風疹接種歴や罹患暦があった場合、抗体検査は助成されませんが、当院の風疹抗体測定キャンペーンを利用して、低抗体価である事がわかれば、晴れて、無料ワクチン接種が可能となります。
※ただし、昨年度の助成制度で無料接種した方は除かれます。

あとがき

これだけ書いたら、グッタリしてしまいました。
和歌山市から言わせると、和歌山市の方式が今年度の全国の助成方針であって、和歌山県だけが、独自なのだ。という事です。

 まあ、たしかに、東京などは、和歌山市の方針と同じですが、それは、都と区の方針がおなじだから、まだわかりやすいです。和歌山県がせっかく、昨年度と同じ方針で、抗体価検査をしなくても助成してくれるというんだから、それに従わなかった和歌山市はやっぱりいけてません。
 仁坂知事 Good Jobです。

a:3922 t:1 y:2

コメント

  • ありがとうございました。

    とても分かりやすいフローチャートありがとうございました。



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