不活化インフルエンザワクチン
認可 国産
日本式で接種するか、米国式で接種するか、お選びください。
※接種回数の考え方について...
年齢 | 接種回数 | ||
---|---|---|---|
日本式 | 13歳未満 | 2回 | |
13歳以上 | 1回 | ||
米国式 | 9歳未満 | インフルエンザ罹患暦も ワクチン接種歴も無い | 2回 |
インフルエンザ罹患暦又 はワクチン接種歴あり | 1回 | ||
9歳以上 | 1回 |
今季2019/20は、前半がH1N1pdmが有意となると考えられます。H1N1型は、比較的インフルエンザワクチンの効果が高いと推定されます。今季は、アメリカ式の1回接種でも有効と思われますが、効果期間は4か月程度と考えると、間をあけて2回接種でもよいかもしれません。
最近の流行シーズンは長くなってきていますので、1回目と2回目の間隔は長めで良いように思います。
2014/15シーズンの当院の調査や2013/14シーズンの菅谷先生の調査から考えると、2回接種すると、効果はH1N1型で25%、H3N2型で15%程度増加しており、この効果の増強具合に価値を見出す人は、2回接種がおすすめです。また受験生なども4週間隔で2回接種がお勧めです。
また、昨年度のアメリカにおいて、2倍量のインフルエンザワクチンを接種した高齢者のワクチン有効性が20歳代を超えており、また、過去の国内の報告でも高齢者の2回接種でも、同様に有効性が若年者を超えていることから、2回接種の方が有効かもしれません。
(添付文書上、成人も2回接種してもかまいません)
補償は?
認可ワクチンですので、日本医薬品医療機器総合機構の補償が使えます。
パソコンまたは、携帯電話、スマートフォンにて、当院Web受付画面からインターネット経由でご予約ください。
この予約は、当日のワクチンを確保するためだけの予約ですので、実際に接種でご来院の際は、事前にWeb受付で順番受付をしていただかないと、接種は来院順となります。
なお、2019年度は、コロナウイルス対策として、時間受付の枠を作っています。小児科または、内科の方も、院長(博史医師)の予約枠『(博史医師)小児科・内科時間指定』で予約していただければ、時間通りに接種が可能です。旧院長(公克医師)の予約枠『内科(公克医師)順番受付』の場合は、いままでどおり、順番受付となります。
インターネットを利用できない方のみ、以下の時間内でお電話(073-422-1458)頂ければ、電話対応もいたします。
インフルエンザワクチン電話予約対応時間
問診表 | PDF問診表(※閲覧にはPDF readerが必要です。) | |
---|---|---|
接種時に 必要なもの | 65歳以上の定期接種の方 | 和歌山市専用の問診表(当院受付で配布) 保険証、印鑑、料金 |
65歳未満の成人 | 問診表、保険証、料金 | |
小児 | 問診表、保険証、可能なら母子手帳、料金 | |
接種料金 | 小児~成人 | 当院初回4000円/回 当院2回目追加接種3400円/回 |
65歳以上 | 和歌山市の方は、和歌山市専用の問診表に 記入いただいた場合、自己負担額は1500円です。 (市外の方も当院で接種可能です) |
※保険証は本人確認目的です。
鶏卵のなかで、インフルエンザウイルスを増殖させ、そのウイルスのなかで、免疫に必要な部分だけを取り出して、精製したもの。
発症予防効果は、低いですが、重症化予防効果はあると考えられています。
右図は、幼児(1〜4歳)の超過死亡とワクチン供給生産量を表したグラフです。
1989年頃から接種率が急激に減少し、学童集団接種が1994年に中止されました。それに伴い、幼児(1〜4歳)でインフルエンザ脳症などの合併症で亡くなった方が急激に増加しています。
一般的な外来でのインフルエンザ罹患の順番は、学生・学童→幼児というふうに、教室などの密閉された空間で集団生活を送っていて、免疫のない人から順番に罹患していきます。学童集団接種による免疫効果や集団での発生が抑えられたとにより幼児が守られていたと考えられますが、学童集団接種は中止されたままでも、その後、幼児自体の接種率が上がったことにより、再び死亡率が低下しています。
2004年には、1〜6歳のワクチン接種率が50%を超えるようになっています。
ほとんど、接種部位の発赤や腫大です。
接種部位の紅斑 | 20.8% |
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接種部位の腫脹 | 12.5% |
硬結~疼痛 | 8.3% |
発熱 | 12.5% |
3~6か月程度と言われています。ただし、このワクチンが効果的なのはA型インフルエンザですので、毎年A型インフルエンザが流行するのは、12月~3月までですので、10月からの接種で十分です。3月~5月はB型インフルエンザですので、もともと不活化ワクチンの効果は低いです。11月や12月にワクチン接種を遅らせてもあまり意味は無いと思われます。
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